身体表現性障害の実態把握|辛抱強い支えが鍵

ウーマン

心のストレスが原因の症状

3人のドクター

身体症状に隠れている原因

身体表現性障害とはあまり聞き慣れない症状ですが、ヒステリーや心因性疼痛などと呼ばれることもあります。これは痛みや吐き気やしびれなどの身体症状があって日常生活の妨げになっており、自分でその症状をコントロールできない状態のことをいいます。病院で検査をしても異常は見当たらないという診断結果が出ることも多くあります。また自分自身が深刻な病状であると思い込んでしまうケースもあるのです。このように個々人によって色々な症状が出るのが身体表現性障害なのです。身体表現性障害が多いのは男性よりも女性です。もともと身体感覚に敏感で悲観的な考え方のする人に罹りやすい病気で、身辺の環境の変化やストレスが引き金になることがあります。また言葉で病気の症状をうまく伝えられない場合など、身体症状として発現することがあります。身体表現性障害は日によって痛みの程度や痛む場所が変わることがあります。そのため明確に発症部位を特定できず、長期化する場合があります。また患者自身がインターネットの情報に振り回されて勝手に自己診断してしまうこともあります。

問診によって原因を探る

身体表現性障害の特徴は、心のストレスが痛みや痺れなどの身体症状になって表現されるという点です。そのため身体症状を検査しても原因の特定ができないのです。例えば手が痺れるという身体症状を訴える患者の場合、検査によって異常があればさらなる検査によって頸椎症性神経根炎という診断名がつきます。ところが検査によって異常がない場合、ストレスが原因とみなされた場合に身体表現性障害という診断が下されるのです。結局、心のストレスが身体に痛みとか痺れといった症状として現れるわけです。治療法としては身体の痛みなどを取り除く治療を行いながら、問診によって真の原因を探る治療法が行われます。問診の過程でストレスを抱えることになった原因が明らかになります。身体表現性障害は大人だけでなく幼い子どもにも発症するのです。例えば学校の授業でプールに入りたくない場合に、足が動かないという症状が現れたりするのです。このように心に隠された原因を突き止めるのが、身体表現性障害の治療においては重要になります。